1/1ﾍﾟｰｼﾞ目 俺のテンションのカギをいつも握っているのは、菜々香。 菜々香が落ち込んでいたら、 助けてやろうって思うけど、 やっぱりかなしい。そして 菜々香がうれしそうだったら、喜びが笑顔になってとまらないってほど。 そんな関係じゃ…ないんだけど。 菜「やめてってー！」 崚「いいじゃん、まってってば！」 今、俺のテンションは最高に悪い。 2つも年下のライバルが、俺を菜々香から遠ざけているように見えて。 ガキのくせに、俺よりかっこよくて。 ガキのくせに、ツンデレで。 ガキのくせに、菜々香と遊べて… なにかわかんないけど、 紙きれを、渡しあっている。 どうせ、なにか2人の都合のいいことが書いてるんだろう、 俺が見たところで、 なきそうになるだけなんだから。 菜「しつこいで！崚行！」 崚「ちょっと…とんでっちゃったじゃーん！」 大きい声で、ケンカと思えないケンカを始める2人。 俺の足元には、ケンカの原因の紙きれ… ちょっとくらい、見てもいいよな、 泣きそうなのを、怒りそうなのを、こらえたご褒美。 紙きれには、こうあった。 ********** 菜々香ちゃんへ そろそろ、稜駿に告りなよ 崚行 ********** これって…少し、期待してもいいの？ [指定ﾍﾟｰｼﾞを開く] ＜＜重要なお知らせ＞＞@peps!・Chip!!をご利用頂き、ありがとうございます。
友達に教える [編集] 無料ﾎｰﾑﾍﾟｰｼﾞ作成は@peps! |